プロフィール


1965年5月1日兵庫県姫路市生まれ。

千葉県我孫子市在住27年。

中学校時代は軟式テニス部のキャプテンを務めた。高校は兵庫県立社高等学校体育科に進学し部活動は器械体操部に所属。昭和50年代後半の月面宙返り(ムーンサルト)の技を日々練習していた。卒業後は体育教師を目指し日本体育大学体育学部に入学。大学時代は学校体育の分野だけではなく「社会体育」という地域、医療、福祉、保育、企業、地方公共団体など幅広い分野でも活躍できる指導者を目指した。卒業後は財団法人児童手当協会(名称改正、児童育成協会)こどもの城・体育事業部にて幼児から高齢者までの運動指導に携わった。トレーニング指導、障害者教室、マタニティスイミングなどを担当。その時、マタニティで来ていた奈良富士子(女優・歌手)はそれ以来の友人。また、阿木陽子(作詞家・作家)とは生年月日が同じだったこともあり意気投合し、平泳ぎを熱血指導。その後、数々の大学非常勤講師を経て、日本放送協会(NHK)のオーデションを受け2001年(平成13)から2016年(平成28)3月までNHKテレビ・ラジオ体操指導者を務めた。

・日本体育大学卒業、筑波大学大学院修了(修士)

・共立女子大学、法政大学、聖徳大学、麗澤大学他非常勤講師歴任

・総務省自治大学校、郵政大学校、青年海外協力隊講師歴任 

・我孫子市議会議員2期 総務企画常任委員会副委員長  

・日本維新の会 千葉維新の会

 にしかわ体操

「認知症予防に効く体操はないか」「転倒しない体をつくる体操はないか」「もっと簡単な体操はないか」テレビ・ラジオの番組や公開イベント、巡回ラジオ体操などで寄せられた声。それが、にしかわ体操を考案するきっかけです。

加齢とともに認知機能が衰えるのは、脳の細胞が減少するからです。脳の中で短期記憶を司る「海馬」は、65歳を超えると1年で約1%萎縮すると言われています。しかし、最近の研究で運動によって筋肉を刺激して体を動かすことで、海馬に新しい細胞がつくられることが分かってきました。イリノイ大学の研究によると、運動すると海馬が肥大し、認知機能が高まるという報告があります。具体的には、同じ動作の繰り返しではなく、いろいろな動作を取り入れ、考えながら動くことがポイントです。脳の司令塔「前頭葉」を刺激するデュアルタスク(二重課題)運動を取り入れボケない、コケない体を作りましょう。

間違ってもかまいません!まずは、音楽のリズムに合わせて楽しく体を動かし、脳を刺激しましょう。(アスコム出版社2017年)

 老けない脳と体をつくるスクワット

あるある!!「あれここに置いたはずなのにどこ?」「3歩、歩くとあれ、なんだっけ?」「買い物した品物を忘れていく?」「あの芸能人が東大に合格したらしいぞ!お父さんそれもう3回目だからね」脳と体が老けているサインや危険マインドかも!

運動が脳に及ぼす影響の研究は、筑波大学大学院で筋肉の動きを測定する筋電図と脳内の認知機能を測定する反応時間、事象関連電位を用いて行いました。その結果、中程度の運動後には脳内の認知判断処理過程を反映しているP300という電位の振幅が増大し認知機能が促進することが確認されました。つまり、脳を刺激するには多少の負荷がかかる運動が有効であるということがわかったのです。

認知症は、加齢によって脳に溜まるアミロイドβが脳の神経細胞を壊して進行を進めますが、運動で分泌されるネプリライシンという酵素がアミロイドβを分解します。また、体を動かすことで前頭前野、運動野、海馬などの認知症に関わる神経細胞を刺激することで認知症予防効果が期待されます。

さあ、1分間のグーパースクワットから始めましょう。(枻出版社2018年)